「Dovecot」タグアーカイブ

ubuntu 10.04 をメールサーバーに (Dovecot 編)

先に書いた「Postfix と PostfixAdmin の連携」で、PostfixAdmin で登録、管理するメールアカウントを Postfix からも利用できるようにした。
しかし実は「Postfix と PostfixAdmin の連携」の設定では、PostfixAdmin で管理しているメールアドレス宛てのメールを保存することはできるが、それ以外に宛てたメールを送信できるのは、Postfix がインストールされている PC 自身からだけだ。
Postfix がインストールされている PC 以外の PC から、PostfixAdmin で管理しているメールアドレス宛てのメール以外を送ると、エラーになってしまう。

これは Postfix の規定の動作が、main.cf ファイルの mynetworks エントリのアドレス以外から接続されたときは、以下に挙げたメール以外を受け付けないようになっているからだ。

  • mydestination エントリに記されたドメイン宛てのメール
  • inet_interfaces エントリに記されたアドレス宛てのメール
  • proxy_interfaces エントリに記されたアドレス宛てのメール
  • virtual_alias_domains エントリに記されたアドレス、ドメイン宛てのメール
  • virtual_mailbox_domains エントリに記されたアドレス、ドメイン宛てのメール
  • relay_domains エントリに記されたアドレスおよびそのサブドメイン宛てのメール
現在の Postfix の設定では、proxy_interfaces エントリ、relay_domains エントリは空、他のエントリについては先回の記事 (「Postfix と PostfixAdmin の連携」)を参照

信頼できる PC のアドレスを mynetwork エントリに書き加えるのも一つの方法だが、それでもモバイル端末のようにインターネットに繋ぐたびにアドレスが変わるような PC からはメールが送れない。
そこで Postfix を SMTP 認証に対応させることで、SMTP 認証で承認された PC からの接続であれば、どこ宛てのメールでも受け取れるようにする。

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ubuntu 10.04 をメールサーバーに (序説)

6 月 1 日からサーバーのアップグレードに関する記事を書き始め、悠に一ヶ月が経った。
実際には 6 月 1 日の記事から 2 週間ほど試行錯誤をした後に、既にリプレースを完了している。
6 月 17 日から綴った記事は、リプレース完了後に手順を纏め直したものだ。

アップグレードに際しては、現在稼働しているものとは別に新たなサーバーを用意し、これに新しい OS (今回は ubuntu 10.04) をインストールする方法を採った。
用意した新たなサーバーは、Microsoft の Hyper-V Server の上で動く仮想マシンだ。
Hyper-V で仮想マシンを作成するところから、ubuntu のインストールまでについては、以下の七つの記事に書いたとおりだ。

ここからは、この七つの記事の手順で作成した新たなサーバーを基にして、とりあえずローカル用に設定してある Postfix を、実用に足るメールサーバーに仕立てていく。

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