これまでに 8 回の記事を通して CentOS 5.6 に Postfix + Dovecot + PostfixAdmin の環境を構築してきた。
前回の記事で当初の目標を一応は果たしたはずだ。
最後に Postfix と Dovecot のそれぞれで、SSL (TLS) を使用した通信経路の暗号化ができるようにしよう。
つまり、SMTPS (Postfix) と IMAP4S、POP3S (どちらも Dovecot) のサポートを追加しようということだ。
これによって、STARTTLS コマンドによる SMTP 上の暗号化も可能になる。
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CentOS 5.6 をメールサーバーに (Postfix で SMTP-auth)
前々回の記事で Postfix を、前回の記事で Dovecot をインストール、設定した。
どちらも PostfixAdmin で MySQL サーバーのデータベースに保存したメール アカウントなどの情報を利用するようにしてある。
ここでは Postfix と Dovecot を組み合わせて、Postfix で SMTP-auth が使えるようにする。
また、OP25B (Outbound Port 25 Blocking) に対処するための submission ポート (587/tcp) を使ったメールの受付ができるようにもする。
CentOS 5.6 をメールサーバーに (Dovecot のインストール)
PostfixAdmin のインストールを終えて Postfix も動くようになった。
引き続いて、Dovecot をインストール、設定していく。
Doevecot は CentOS の標準リポジトリで提供されているものを使う。
このためインストール自体は
yum install dovecot コマンドを実行するだけだ。
CentOS 5.6 をメールサーバーに (Postfix のインストール)
前回の記事で、MySQL をサポートするようにし (PostgreSQL のサポートを解除し) た Postfix の RPM パッケージを作成した。 今回はその RPM パッケージをインストールし、実際に使えるように設定する。
続きを読む CentOS 5.6 をメールサーバーに (Postfix のインストール)CentOS 5.6 をメール サーバーに (Apache, PHP のインストール)
CentOS 5.6 に Postfix + Dovecot + PostfixAdmin の環境を構築するため、前回の記事で MySQL サーバーをインストールした。
今回は PostfixAdmin を動かす Apache と PHP をインストールする。