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2017-11-13(月)

緊急作業用の Windows PE 環境を作る

Posted by Nakane, R. in technical   

久し振りに Windows PE が必要になったので、備忘録をかねて作り方を書いておきます。 改めて説明の必要はないと思いますがが、Windows PE (Windows Preinstallation Environment) については Microsoft の Hardware Dev Center の Web サイトの中の「Windows PE (WinPE)」を参照してください。

Windows PE の入手

Windows PE は Windows のカスタマイズ・展開キットである Windows ADK の一部として提供されています。 Windows Vista や 7 の頃は Windows AIK と呼ばれていましたが、Windows 8 からは Windows ADK に名前を変えています。 Windows ADK は Microsoft の Hardware Dev Center の Web サイトの中の「Windows アセスメント & デプロイメント キット」の Web ページからダウンロードできます。 このページでは Windows 10 の 1709 (Fall Creators Update)、1703 (Creators Update)、1607 (Aniversary Update) といったそれぞれのバージョンに合わせた ADK が提供されています。 1607 の前の 1511 (Novenber Update) や初期リリース (無印・ビルド 10240) は現時点でサポートが切れているためでしょう、これらのバージョンに向けた ADK は提供されていません。

Windows ADK は元来、用途に合わせてカスタマイズした Windows 10 を複数台の端末に配布・展開するためのツールです。 Windows 10 の場合、一言で Windows 10 といっても、バージョン毎に機能面の違いがかなりあります。 このため ADK もバージョン毎に提供されており、ADK で提供される Windows PE も少しずつバージョンが異なっているようです。 しかし、Windows PE のバージョン毎の差異は、今のところ Windows 10 ほどは大きくないように見えるので、Windpws PE を使うだけであればどの ADK でも気にしなくてもよさそうです。 だからといって、あえて古い Windows PE を選ぶ必要もありません。

Windows ADK のインストーラーをダウンロードしたら、これを実行します。 ダウンロードしたインストーラーの名前は adksetup.exe です。 インストーラーを実行すると、最初にこのコンピューターに Windows ADK をインストールするのか、またはオフライン インストーラーをダウンロードするのかを訊かれます。 このコンピューターにインストールするを選択したときは、インストールする機能のモジュールをインターネットからダウンロードしてインストールします。 オフライン インストーラーのダウンロードを選択したときは、フル パッケージのインストーラーをダウンロードします。 どちらを選択するにしても、インターネットからのダウンロードが行われるため、インストーラーの実行時にはインターネットに繋がっている必要があります。 オフライン インストーラーのダウンロードを選択して、ダウンローダしたフル パッケージのオフライン インストーラーを使って Windows ADK をインストールするときは、インターネットに繋がっている必要はありません。

このコンピューターにインストールするを選択したときは、インストール先のパスを、オフライン インストーラーのダウンロードを選択したときは、ダウンロード先のパスを入力します。 どちらの場合でも通常は、規定で表示されているままで構いません。 なお、このコンピューターにインストールするを選択したときや、ダウンロード インストーラーでインストールするときの、インストール先のパスは後で必要なので、忘れないようにしてください。

一応、このパスを忘れたときでも調べられないことはありません。

インストールの選択をすると、次は使用状況のフィードバックの確認、使用許諾と進みます。 フィードバックは「はい」でも「いいえ」でも好きな方を選択します。 使用許諾は必ず「同意する」にします。 使用許諾に同意しないとインストールできません。 ここで表示されるライセンス条項に納得できないときは、この Windows ADK の使用を諦めてください。

インストールする機能の選択では、今回は Windows PE が欲しいだけで他の機能は不要なので「Windows Preinstallation Environment (Windows PE)」にチェックを入れて、他のチェックは全て外します。 なお、「Windows Preinstallation Environment (Windows PE)」にチェックを入れると、自動的に「Deployment Tools」にもチェックが入るので、これはチェックを入れたままにします。

「Windows Preinstallation Environment (Windows PE)」の機能のインストールでは、Windows PE のコンポーネント群がインストールされるだけなので、そのままでは Windows PE を動かすことができません。 Windows PE のコンポーネント群を元に、起動可能なメディアを作成したり、カスタマイズしたりして、初めて Windows PE が使えるようになります。 このためのコマンドが自動的にチェックが入る「Deployment Tools」に含まれています。

必要な機能にチェックを入れたら、「インストール」をクリックするとインストールが始まります。 選択した機能のモジュールはインターネットからダウンロードされるので、このときはインターネットに繋がっていなくてはなりません。 オフライン インストーラーを使っているときは、オフライン インストーラーをダウンロードしたときに、すべての機能のモジュールが一緒にダウンロードされているため、インターネットへの接続は無くてもかまいません。

インストールされた Windows ADK の起動アイコンは、スタート メニューの Windows Kits というフォルダーに登録されます。 先にも書いたように Windows ADK をインストールしただけでは、まだ Windows PE は使えません。 インストールされたのは Windows PE のコンポーネント群とそれを扱うためのユーティリティ ツールだけです。 これらを使って、Windows PE をカスタマイズして起動可能なメディアを作成すると、初めて Windows PE が使えるようになります。

Windoes PE を作る

作業イメージの作成

Windows PE は独立した OS なので、Windows PE を起動するための起動可能メディアを作成して、それ単体で起動して使います。 起動可能メディアには、通常は CD/DVD、またはブータブル USB を使います。 起動可能メディア HDD も使えますが、ポータブル HDD でなければあまり意味はないでしょう。

Windows PE を CD/DVD、ブータブル USB (または HDD) のいずれのメディアで作るにせよ、最初は Windows PE のイメージを作業フォルダーに作ってから、それをそれぞれのメディアにコピーして起動可能にします。 必要に応じてメディアにコピーする前の作業フォルダーで Windows PE をカスタマイズしたりもします (大抵は最低限でも日本語化のカスタマイズをします)。 この一連の作業は、専用のコマンドが使えるように設定された CLI (コマンド プロンプト) で行います。

専用のコマンドが使えるように設定された CLI は、スタート メニューの Windows Kits フォルダーにある「展開およびイメージング ツール環境」を右クリックして表示されるコンテキスト メニューから「その他」を選び、「管理者として実行」をクリックして起動します。

Windows ADK をインストールして間がないなら、スタート メニューの最上部の最近追加されたものの中に「展開およびイメージング ツール環境」のアイコンがあるかもしれません。 なお、「展開およびイメージング ツール環境」を管理者として実行してないと、Windows PE のカスタマイズや、メディアに Windows PE をコピーして起動可能にするユーティリティなどの操作がエラーになります。

以下では Windows PE のイメージのための作業フォルダーを E:\WinPE とします。 フォルダー名やそのフォルダーの親フォルダーの位置もどこでも構いませんが、コマンドを入力する手間を考えるとできるだけ短い方が間違いも少なく楽になるので、ドライブ直下 (ドライブのルート) に英数文字だけ、空白文字や記号も含まないフォルダー名にするのがいいと思います。 作業フォルダーの位置と名前を決めたら、以下のコマンドを実行します。 このとき、作業フォルダーを先に作っておく必要はありません。

E:\>copype amd64 E:\WinPE

===================================================
Creating Windows PE customization working directory

    E:\EinPE
===================================================

C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\Media\bootmgr
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\Media\bootmgr.efi
    :
    :
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\Media\zh-tw\bootmgr.efi.mui
153 個のファイルをコピーしました
        1 個のファイルをコピーしました。
        1 個のファイルをコピーしました。
        1 個のファイルをコピーしました。

Success

ファイルの一覧が画面を流れ、作業フォルダーへの Windows PE のイメージのコピーと構築が終わると、最後に Success とされます。 ここでは「amd64」を指定して 64bit 版の Windows PE のイメージをコピー・構築しています。 「x86」を指定すれば 32bit 版の Windows PE になります。 大抵は 64bit 版の Windows PE で大丈夫だと思いますが、32bit アプリケーションが動かないという制限があるので、これを動かしたいという要求があるときは 32bit 版の Windows PE を選ばなくてはなりません。

copype コマンドによって、作業フォルダーには media、fwfiles、mount の三つのフォルダーが作成されます。 このうちの media フォルダーに、Windows PE の起動メディアの構成が作成されます。 fwfiles フォルダーには、CD/DVD で起動する Windows PE を作るときのブート イメージファイルが保存されています。 mount フォルダーには何も保存されていませんが、この後のカスタマイズ作業で使うマウント ポイントにすることを期待して作成されるようです。

カスタマイズ

続いて Windows PE を日本語化します。 今回作成する Windows PE は最低限の機能さえあればいいので、特別なカスタマイズは行いません。 しかしメッセージ等がすべて英語のままでは若干不便なので、日本語化だけはしておきます。

カスタマイズは、Windows PE のイメージを作成した作業フォルダーの中にある media\sources\boot.win ファイルを編集します。 Windows PE のイメージの作業フォルダーが E:\WinPE のとき、このファイルは E:\WinPE\media\sources\boot.win です。 しかし、このファイルは直接編集できませんし、してはいけません。 編集するためにはまず、以下のコマンドを使って、media\sources\boot.win (E:\WinPE\media\sources\boot.win) ファイルを作業フォルダーに用意されているマウント ポイント (E:\WinPE\mount) にマウントしてから行います。 マウントするフォルダー (マウント ポイント) は作業フォルダーにある mount フォルダーが想定されていますが、実はどこでも構いません。 ここでは素直に E:\WinPE\mount フォルダーをマウント ポイントにします。

E:\>dism /Mount-Image /ImageFile:E:\WinPE\media\sources\boot.win /Index:1 /MountDir:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージをマウントしています
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。

引数の /index:1 は sources\boot.win ファイルに格納されているイメージの 1 番目という意味です。 sources\boot.win ファイルにはひとつしかイメージが格納されていないため、/index:2 とか /index:3 はエラーになります。 だからといって、/index:1 の指定は省略できません。

マウントしてしまえば、後は普通のフォルダーと同様に扱えます。 ファイルのコピーは copy コマンドできるし、フォルダーの作成には mkdir コマンドが使えます。 ファイル エクスプローラーでフォルダーの中を操作することもできます。 ただし、これらの方法でできるのは、あくまでもファイルのコピーとかフォルダーの作成といった、ファイル構造の変更に限られます。 アプリケーションのインストールや Windows PE のシステム自体の設定をカスタマイズするには、それのために用意されているコマンドを使います。 Windows PE の日本語化はシステムに掛かる設定のカスタマイズのため、専用のコマンドを使います。 日本語化のカスタマイズは、日本語の言語コンポーネント パッケージとフォントを Windows PE に追加して、その後にシステムの言語設定を日本語にする手順をとります。

日本語の言語コンポーネント パッケージとフォントを追加する前に、Windows PE に最初から入っているコンポーネント パッケージを確認しておきます。 インストール済みのコンポーネント パッケージは以下のコマンドで表示できます。

E:\>dism /Get-Packages /Image:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15

Packages listing:

Package Identity : Microsoft-Windows-WinPE-LanguagePack-Package~31bf3856ad364e35~amd64~en-US~10.0.16299.15
State : Installed
Release Type : Language Pack
Install Time : 2017/09/29 13:39

Package Identity : Microsoft-Windows-WinPE-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.16299.15
State : Installed
Release Type : Foundation
Install Time : 2017/09/29 13:38

操作は正常に完了しました。

ひとつは Microsoft-Windows-WinPE-LanguagePack-Package~31bf3856ad364e35~amd64~en-US~10.0.16299.15 とあり、LanguagePack と en-US の字句があることから、英語の言語コンポーネント パッケージと推察できます。 もうひとつは Microsoft-Windows-WinPE-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.16299.15 ですが、パッケージ名からこれが何のためのコンポーネント パッケージかは推察できません。 ともかく、ここに Windows PE を日本語化するためのオプション コンポーネントをインストールしていきます。

オプション コンポーネントは Windows ADK をインストールしたフォルダーの 10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs にあります (32bit 版の Windows PE のときは、...\amd64\... の部分が ...\x86\... に変わります)。 最初の数字は ADK のバージョン番号 (Windows ADK が対象にする Windows のバージョンと同じ) です。 Windows ADK をインストールしたフォルダーが C:\Program Files (x86)\Windows Kits なら、これは C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs です。 Windows ADK をインストールしたフォルダーが分からないときは、「展開およびイメージング ツール環境」で起動した CLI で echo %KitsRoot% を実行すると、以下のように Windows ADK をインストールしたフォルダーに ADK のバージョン番号 (ここでは 10) が付いたフォルダー名が表示されます。

E:\>echo %KitsRoot%
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\

オプション コンポーネントの一覧は Microsoft の Hardware Dev Center の Web サイトの中の「WinPE: パッケージの追加 (オプション コンポーネント リファレンス)」に「オプション コンポーネントの一覧」として挙げられています。 もっとも、どのコンポーネット パッケージをインストールすると何ができるようになるのかは、この一覧を見てもいまひとつ分かりませんが。

とりあえず今回は日本語化だけなので、コンポーネント パッケージのうちの日本語フォント パックと日本語言語パックの二つだけを追加します。 日本語言語パックは先の「オプション コンポーネントの一覧」には含まれませんが、日本語化には必須のパッケージです。 日本語言語パックも他のコンポーネント パッケージと同じく、Windows ADK をインストールしたフォルダーの 10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs にあります。 ただし、言語パックは各言語毎に存在するため、このフォルダーにある各言語を示す字句のフォルダー、日本語なら ja-jp フォルダーにあります。 言語パックのファイル名はどの言語でも同じ lp なので、日本語言語パックのコンポーネット パッケージのフル パスは C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\jp-jp\lp.cab です。 日本語を表示するための日本語フォント パックは、先に挙げた「オプション コンポーネントの一覧」に書かれているように WinPE-FontSupport-JA-JP です。 フル パスは C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE-FontSupport-JA-JP.cab です。 これらふたつのコンポーネット パッケージを以下のコマンドを使って、マウントした Windows PE のイメージにインストールします。 さらに、インストール後に、Windows PE のイメージに入ったコンポーネント パッケージの一覧を確認しておきます。

E:\>dism /Add-Package /Image:E:\WinPE\mount /PackagePath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\ja-jp\lp.cab" /PackagePath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\WinPE-FontSupport-JA-JP.cab"

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15

Processing 1 of 2 - Adding package Microsoft-Windows-WinPE-LanguagePack-Package~31bf3856ad364e35~amd64~ja-JP~10.0.16299.15
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。
Processing 2 of 2 - Adding package Microsoft-Windows-WinPE-FontSupport-JA-JP-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.16299.15 を追加しています
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。

E:\>dism /Get-Packages /Image:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15

パッケージの一覧:

パッケージ ID : Microsoft-Windows-WinPE-FontSupport-JA-JP-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.16299.15
状態 : インストール済み
リリースの種類 : Feature Pack
インストール時刻 : 2017/11/04 3:35

パッケージ ID : Microsoft-Windows-WinPE-LanguagePack-Package~31bf3856ad364e35~amd64~en-US~10.0.16299.15
状態 : インストール済み
リリースの種類 : Language Pack
インストール時刻 : 2017/09/29 13:39

パッケージ ID : Microsoft-Windows-WinPE-LanguagePack-Package~31bf3856ad364e35~amd64~ja-JP~10.0.16299.15
状態 : インストール済み
リリースの種類 : Language Pack
インストール時刻 : 2017/11/04 3:34

パッケージ ID : Microsoft-Windows-WinPE-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.16299.15
状態 : インストール済み
リリースの種類 : Foundation
インストール時刻 : 2017/09/29 13:38

操作は正常に完了しました。

ここでは言語パックとフォント パックを一緒にインストールしていますが、以下のようにそれぞれを個別にインストールしても構いません。

E:\>dism /Add-Package /Image:E:\WinPE\mount /PackagePath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\ja-jp\lp.cab"
E:\>dism /Add-Package /Image:E:\WinPE\mount /PackagePath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\WinPE-FontSupport-JA-JP.cab"

言語パックとフォント パックを追加したら、言語設定、キーボードレイアウトなどを日本語に整えるために、以下の四つのコマンドを実行し、その後に設定されたことを確認しておきます。 これらのコマンドについては Microsoft の Hardware Dev Center の Web サイトの中の「DISM の地域と言語サービスのコマンド ライン オプション」に記述があります。

E:\>dism /Set-AllIntl:ja-jp /Image:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15


入力ロケールが次に設定されました: ja-jp
システム ロケールが次に設定されました: ja-jp
ユーザー ロケールが次に設定されました: ja-jp
UI 言語が次に設定されました: ja-jp
操作は正常に完了しました。

E:\>dism /Set-InputLocale:0411:00000411 /Image:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15


入力ロケールが次に設定されました: 0411:00000411
操作は正常に完了しました。

E:\>dism /Set-LayeredDriver:6 /Image:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15

操作は正常に完了しました。

E:\>dism /Set-Timezone:"Tokyo Standard Time" /Image:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15


タイム ゾーンが次に設定されました: Tokyo Standard Time
操作は正常に完了しました。

E:\>dism /Get-Intl /Image:E:\WinPE\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージのバージョン: 10.0.16299.15

オフラインの地域と言語の設定をレポートしています。

既定のシステム UI 言語 : ja-JP
UI 言語フォールバック: : en-US
システム ロケール : ja-JP
既定のタイム ゾーン : Tokyo Standard Time
既定ユーザーのユーザー ロケール : ja-JP
場所 : 日本 (GEOID = 122)
アクティブなキーボード : 0411:00000411, 0411:{03B5835F-F03C-411B-9CE2-AA23E1171E36}{A76C93D9-5523-4E90-AAFA-4DB112F9AC76}, 0411:{6DBFD8F4-701D-11E6-920F-782BCBA6348F}{6DBFD8F5-701D-11E6-920F-782BCBA6348F}
キーボード レイヤード ドライバー : 日本語キーボード (106/109 キー)

インストールされている言語: en-US
  種類: 完全にローカライズされた言語。
インストールされている言語: ja-JP
  種類: 部分的にローカライズされた言語、MUI。
  フォールバック言語 en-US

操作は正常に完了しました。

これで Windows PE のイメージを日本語化できました。 言語パックの他にも必要なコンポーネント パッケージがあるなら、ここから更に追加していきます。 例えば Windows PE で PowerShell を使えるようにしたいのであれば、PowerShel のコンポーネント パッケージを以下のコマンドで追加します。 PowerShell パッケージは先に挙げた「オプション コンポーネントの一覧」によると WinPE-PowerShell ですが、依存関係としてこれをインストールする前に WinPE-WMI、WinPE-NetFX、WinPE-Scripting の順にコンポーネント パッケージをインストールすることが求められています。 また、これらのパッケージに対応した日本語言語パッケージもインストールしなくてはなりません。 以下のコマンドでは、英語言語パッケージ (...\WinPE_OCs\en-us\..._en-us.cab) もインストールしていますが、これは無くてもいいのかもしれません。 なお以下では長々としたパスを何度も入力しなくても済むように環境変数を利用しています。

E:\>set PKG_BASE_PATH=C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs
E:\>dism /Add-Package /Image:E:\WinPE\mount /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\WinPE-WMI.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\en-us\WinPE-WMI_en-us.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\ja-jp\WinPE-WMI_ja-jp.cab"
    :
E:\>dism /Add-Package /Image:E:\WinPE\mount /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\WinPE-NetFX.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\en-us\WinPE-NetFX_en-us.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\ja-jp\WinPE-NetFX_ja-jp.cab"
    :
E:\>dism /Add-Package /Image:E:\WinPE\mount /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\WinPE-Scripting.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\en-us\WinPE-Scripting_en-us.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\ja-jp\WinPE-Scripting_ja-jp.cab"
    :
E:\>dism /Add-Package /Image:E:\WinPE\mount /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\WinPE-PowerShell.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\en-us\WinPE-PowerShell_en-us.cab" /PackagePath:"%PKG_BASE_PATH%\ja-jp\WinPE-PowerShell_ja-jp.cab"
    :
操作は正常に完了しました。

Windows PE のイメージのカスタマイズができたら、以下のコマンドでマウントしたイメージを解除します。

E:\>dism /Unmount-Image /MountDir:E:\WinPE\mount /commit

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15

イメージを保存しています
[==========================100.0%==========================]
イメージのマウントを解除しています
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。

マウントしたイメージを解除すると、これまでにカスタマイズした内容が E:\WinPE\media\sources\boot.win ファイルに書き加えられます。 もしも何らかの理由でカスタマイズした内容を破棄したいときは、上のコマンドの /commit を /discard に変えれば、E:\WinPE\media\sources\boot.win には何の変更も加えずにマウントを解除します。

起動メディアの作成

Windows PE のカスタマイズ (日本語化) ができたので、これを起動可能メディアにコピーします。 今回は CD/DVD のメディアを使おうと思うので、ISO ファイルを作成して、これを CD/DVD メディアに書き込みます。 以下のコマンドを実行すると、E:\WinPE\WinPE.iso として ISO ファイルが作成されます。

E:\>MakeWinPEMedia /ISO E:\WInPE E:\WinPE\WinPE.iso
Creating E:\WinPE\WinPE.iso...

100% complete

Success

作成された ISO ファイルのサイズは、単純に日本語化しただけなので 336MB しかありません。 カスタマイズの内容 (追加したオプション コンポーネントやドライバー・アプリケーションの数) によっては、このサイズはもっと大きくなります。 この ISO ファイルを CD/DVD 書き込みソフトを使って、CD/DVD に書き込めば Windows PE の起動メディアが完成です。 筆者の場合は Hyper-V の仮想マシンを起動して評価するが目的のため、わざわざ CD/DVD メディアに書き込むようなことはしていません。

ブータブル USB メモリーを作るときは、MakeWinPEMedia コマンドに与える引数の /ISO を /UFD に、出力先の指定を E:\WinPE\WinPE.iso から USB メモリーを指すドライブ レター (例えば F:) に変えた、以下コマンドをに実行します。

E:\>MakeWinPEMedia /UFD E:\WinPE F:
WARNING, ALL DATA ON DISK DRIVE F: WILL BE LOST!
Proceed with Format [Y,N]?Y
Formatting F:...

Setting the boot code on F:...

Copying files to F:...


Success

CD/DVD のための ISO ファイルであっても、USB メモリーであっても、このときに作成される起動可能メディアには、E:\WinPE\media フォルダーの内容がそのままコピーされ、その上で起動のためのブートローダーが登録されます。 つまり、WinPE を使う時に一緒に使いたいファイルなどは、起動可能メディアを作成する前に E:\WinPE\media フォルダーにコピーしておけば Windows PE と一緒に起動可能メディアにコピーしてもらえます。

E:\WinPE\media フォルダーにコピーしたファイルなどは、作成した起動可能メディアを使って Windows PE を起動したとき、そのメディアに割り当てられたドライブ レターで参照できます。 カスタマイズのときにマウントしたイメージ (マウント ポイント) にコピーしたファイルなどは、X: ドライブで参照できます。

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