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2017-09-24(日)

AWS を触ることにした

Posted by Nakane, R. in technical   

クラウド プラットフォームというと、AWSAzure の二大巨頭を筆頭に各社がひしめき合っている状態で、筆者はずっと Azure 一本で評価してきましたが、そろそろ AWS をなんとかしなければならなくなってきたみたいです。

Azure では初回契約時に 250 ドル分の無料利用枠が提供され、その範囲内である程度の検証・確認作業できます。 利用料が 250 ドルを超えると、そのときから請求が始まります。 これに対して、AWS には、EC2 では t2.micro 限定で 750 時間までといったような制限があるものの 12 ヶ月間の無料利用期間が提供されています。 期間中でも無料枠以外の利用分は普通に請求されます。

Azure の場合は初回契約時の無料利用枠の他にも、MSDN サブスクリプションの購入で 50 ドルから 100 ドル相当の無料利用枠が毎月提供されるといったものもあります。 なお、MSDN サブスクリプションに付随する無料利用枠には用途制限があって、開発・検証用途以外での利用は認められていません。 社内利用と検証用途だけの利用に制限された Microsoft パートナー向けの無料利用枠といったものもあります。 筆者は Microsoft パートナーとして ActionPack サブスクリプションに付随する 100 ドル相当の無料利用枠を利用して、いろいろな検証を行っています。

筆者が Azure を触りだしたのが 2011 年なので、かれこれ 6 年になります。 Azure よりも AWS の方が先に世に出ていますが、これまで手を出さなかったのは、やはり上に挙げたような課金の問題が大きいと感じられます。 特に、Azure では月単位で課金請求額の上限を指定して、それを超える利用ができないように設定できるため、安心して評価・検証ができることが大きく影響しています。 AWS では設定した金額を課金額が超えたときにメールなどで通知されるように設定するのが精一杯なため、ちょっとした検証のつもりで予想以上の課金請求されないように気をつけないといけません。 もっとも、Azure でもうっかりと、予想以上に課金されるサービスを作ってしまい、無料枠を使い潰した結果、検証作業を翌月まで繰り越さないと行けなくなる事態もありますが。

長々と余計なことを書きましたが、いろいろとあり食わず嫌いをしていることもできなくなりそうなので、ここに至ってようやく AWS を実際に触ってみようと思います。 ありがたいことに AWS にはセルフペースラボという学習サービスがあるので、これを使って勉強していこうと思います。 セルフペースラボは、AWS の運営ではなく AWS のパートナー企業の Qwiklabs 社が独自に行っているオンライン学習プラットフォーム サービスです。 プラットフォーム サービスなので、学習プログラム自体はサービスを運営している Qwiklabs 社に加えて、それ以外の誰かが作っているものも含まれていると思います。 そうはいっても AWS の Web サイト内で紹介されているくらいですから、品質的には確かなものが揃っていそうです。 昨年 (2016年) 11月からは Google Cloud Platform のパートナー企業として、GCP の学習プログラムも提供しているようです。

Qwiklabs社が提供している学習プログラムの一覧には、AWS の学習プログラムとして 117 のラボが公開されています。 ラボは、無料のものから 15 クレジットのものまで様々です。 基本的には英語ですが、かなりの数のラボが日本語に翻訳されています。 一部には、ドイツ語や中国語、韓国語 (ハングル文字?) に翻訳されているラボもあります。 なお、1 クレジットは 1 米ドルで、受講より前に購入しておかなくてはなりません。 一度に購入できるクレジットは最低 8 クレジットからです。 クレジット購入の Web ページには「Minimum purchase is 5 credits (最低購入額は 5 クレジット)」と書かれていますが、実際には 8 クレジット未満では購入できません。 また、購入したクレジットの有効期限が 6 ヶ月になっているので、それまでにラボを受講しないとせっかく購入したクレジットが使えなくなってしまいます。 または、毎月 55 ドルで全てのラボを受講ができるサブスクリプションがあるので、短期間で一気に学習するならこちらを利用するのも一案でしょう。

ということで、Qwiklabs に登録してみたのですが、何を最初に受講したら良いのやら。 とりあえずはお試し的な意味合いで、「Introduction to Amazon Simple Storage Service (S3)」辺りから受講することにします。 日本語で提供されていることと無料なことがお試しとしては適切だろうと考えました。

ところで Azure にも Microsoft Virtual Academy という学習サービスが提供されています。 また、Microsoft パートナーの登録をすれば mstep という学習サービスも利用できますが、筆者はいずれも利用したことがありません。

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