先日はVirtualBoxにubuntu 8.04 serverを入れてみたが、今度はVirtual PC 2007 SP1で試してみる
某マイクロソフト謹製だけのことはあり、Virtual PCではWindows系以外のOSをゲストOSにすることは原則として公式には対応していない
しかし実際には、公式には対応していないことになっていても、多くの(積極的に人柱になりたがる)人の手によって様々なOSが動くことが報告されている
最近とみに流行っているubuntuも公式には対応していないが、実際には動くことが確認されているOSのひとつである
ただし、ubuntuのインストールに際しては、いくつか注意しなくてはいけない点がある
このあたりの情報については、多数のレポートがWebサイトに挙がっているのでググればすぐにいくつか見つけることができるであろうが、有用な情報もあることはあるが、これらのサイトに挙げられていた情報の大多数がすでに古くなってしまっているか、きちんと検証せずに掲載しているように見受けられた
これら玉石混合甚だしい情報を取捨選択して、実際に検証した結果をここに挙げておきたい
まずはVirtual PC 2007 SP1から新しい仮想マシンウィザードを呼び出し、仮想マシンを作成する
仮想マシンにインストールするOSはubuntuなので、オペレーティングシステムには「その他」を選択する
メモリのサイズは、今回server editionをインストールするので、128MBあれば十分である
これよりも小さいサイズでも大丈夫かもしれないが、今のところ検証をしていない
まぁ、余り小さいサイズにすると、決して早いとは言えない仮想ディスク(swapパーティション)へのアクセスが頻発することになってしまい、使い勝手が悪くなる可能性を考慮すべきだろう
また、GnomeなどのX windowを使うつもりなら、desktop edition同様に最低でも256MB、実際にはスワップの発生を抑えることを考慮すると512MB以上割り当てるべきかもしれない
仮想ディスクには今回4GBを割り当ててみた
なお、実際にubuntuをインストールした後に調べてみると、実際には1GB程度しか使われていなかったことを補足しておく
仮想マシンを作成したら、早々にこれを起動
しかしこれだとまだ、仮想CDドライブにメディアが入っていないことになるので、すぐにVirtual PCのメニューバーからCD – ISOイメージのキャプチャメニューを実行して、あらかじめダウンロードしておいたubuntu 8.04.01 serverのISOイメージ(ubuntu-8.04.01-server-i386.iso)を割り当てる
ここまでは、格段特別なことは何もない
仮想マシンを作成する際に指定するオペレーティングシステムの種類と、メモリ、ディスクの割り当て量が、それぞれのOSと使用目的によって異なる程度で、Virtual PCのゲストOSにどんなOSをインストールするときでも同じである
さてubuntuのCDイメージからインストーラメニューが立ち上がってきたら、Install Ubuntu Serverを選択した状態で、F6キーを押して起動オプションを表示させる
左右のカーソルキーやISN、DEL、BSなどのキーを使って起動オプションが編集できるので、
より前に空白文字で区切って
(後日調べたところ、
オプションの値は
の他に
でも大丈夫だった) と
の二つのオプションを追加する
この画面イメージではquietオプションを削除しているが、これは削除せず残しておいても問題はない
ただしubuntu起動時のメッセージが表示されなくなることがあり、問題があったときに解決するのが難しくなるので、ここでは
オプションを削除することを勧める
この起動オプションに、
、
、
などを指定するように指示しているWebページが多数見受けられたが、何れも不要である (特に
を指定したときに
または
をつけると、エラーになり起動しなくなる)
起動オプションを編集したらEnterを押してインストーラを起動する
後はubuntuのインストーラの指示に従ってインストールを進めていけばよいのだが、余り調子に乗ってほいほいと進めてしまってはいけない
インストールの最後で再起動を実行した直後に、急いでVirtual PCのメニューバーからCD – ISOイメージのキャプチャメニューを実行して、もう一度ubuntu 8.04.01 serverのISOイメージを割り当て直して欲しい
もしここでCDイメージの割り当てに失敗して仮想ディスクから起動してしまうと、まず間違いなくubuntuの起動に失敗するだろう (もし仮想ディスクからの起動に成功して、その後もそのままVirtual PC 2007 SP1の仮想マシンでubuntu 8.04.01を実行させ続けることができたなら、ぜひあなたのWebサイトでその結果を詳しくレポートしていただきたい)
再起動の際にubuntuのCDイメージを割り当てられれば、再びubuntuのインストーラメニューが立ち上がってくるだろう
ここで今度は、壊れたシステムを修復を選択した状態で、F6キーを押して起動オプションを表示させる
より前に空白文字で区切って
(これも前に述べたように、
でも可)だけを追加する
のオプションは追加しても、しなくてもどちらでも構わない
起動オプションを編集したらEnterを押してubuntuをレスキューモードで起動する
ルートファイルシステムの選択では、前の手順でubuntuをインストールしたときにルートのファイルシステムに割り当てたデバイスを選択する
インストーラの指示通りにインストールしている場合は
になる
)内でシェルを実行させる
を実行する
/boot/grub/menu.lstの中に# kopt= から始まる行があるので、その行にclock=pit vga=769を追加して、保存、終了する (これも前と同様に
を
としても可)
は、他に
、
、
の何れか一つが指定できるが、
を指定すると起動中に画面が崩れてしまうので注意が必要
コマンドプロンプトに戻ったら、
、
と二つのコマンドを順に実行して、汎用カーネルをインストールする
無事に、汎用カーネルのインストールが終わったら、
を実行する
インストーラによってインストールされたサーバ用カーネルが表示されるので、これに参照して
を実行する (ここで指定している
の2.6.24-19の部分は、
を実行したときに表示されたものである)
ここまでくれば、Virtual PC 2007 SP1の仮想環境へのubuntu 8.04.01 serverのインストールはほぼ完了である
後はコマンドプロンプトで
コマンドを実行し、システムの再起動を行えばよい
このときVirtual PCのCDメニューで、忘れずにCDイメージを解放しておくこと
なお、起動時に指定している
オプションは、時間の刻みをubuntuのカーネルがどのデバイスを使って取得するのかを指示するものだが、
だと1時間あたり約4分遅れ、
だと1時間あたり約4分進むことを確認している
この時間のずれは、各々の環境で変わる可能性が高いことに注意されたい
- 2008.8.4追記
- カーネルオプションの
clock
は、kernel 2.6では非推奨らしい
例えばclock=pmtmrを付けて起動すると、起動途中に
Warning: clock=pmtmr is deprecated. Use clocksource=acpi_pm.といった警告が表示される
kerlen 2.6のカーネルオプションでは、clock=pitに代わり
clocksource=pitが、
clock=pmtmrに代わって
clocksource=acpi_pmが推奨されている


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