スキルチャージプログラム構築記 (その3)

その1, その2と書きつづったように、Microsoft スキルチャージプログラムの Web サーバー導入キットの開梱、設置に続き、PC に OS をインストールしたところまで進んだ。

この PC は公開を目的にしているので、ドメインに参加させるようなことはしない。
また、IP アドレスを固定にするなど細かな設定をしなくてはならないが、この部分は省略させてもらうことにする。

そして次は、Web サーバーアプリケーションの導入になるが、その前にエラーになっているデバイスがあるので、それを解消しておこう。

デバイスマネージャでデバイスの状態を確認すると、「SM バス コントローラ」がエラーになっているのが分かる。

Device Manager

PC に添付されている Easy Set-up CD を使ってインストールしたので、適切なドライバが自動的に入っていてしかるべし、という気もしないではないが、そんなことを言っていてもしかたないので、自力でドライバを入れることにする。
幸い、デスクトップに「Supplimental Drivers」というそれらしきフォルダがあるので、これを開いてみる。

Folder of Supplimental Drivers

どうやら「Chipset_Win_8.3.1.1009.exe」がこの PC のチップセットに対応したドライバ (SMバスコントローラー) で、「VGA_Win32_5.95.006.9.exe」と「VGA_Win64_5.95.006.9.exe」がグラフィック周りのドライバだと思われる。

まずは「VGA_Win64_5.95.006.9.exe」(OS が 64bit 版なので「Win64」) をダブルクリックして実行する。
が、実行したのかしなかったのかよく分からないまま終了。
これについては、余り深く考えないことにしておこう。

続いて、「Chipset_Win_8.3.1.1009.exe」をダブルクリックして実行すと、ドライバのインストールウィザードが立ち上がってくる。

Folder of Supplimental Drivers, Selected File of Cipset_Win_8.3.1.1009.exe Opening Dialog of Cipset Driver Install Wizard

「次へ」をクリックすると、いくつかのドライバをインストールする様子が表示される。
ドライバのインストールが一通り終わったら、もう一度「次へ」をクリックすると、インストールが完了したと表示されるので、「完了」をクリックしてウィザードを終わらせる。

Installing Dialog of Cipset Driver Install Wizard Final Dialog of Cipset Driver Install Wizard

念のため、もう一度デバイスマネージャで確認すると、先ほどのようなエラーになっているデバイスが無くなっていることが分かる。

Device Manager

これでハードウェア周りがまともになったので、Web サーバー アプリケーションである IIS をインストールすることにする。

まずは、サーバー マネージャを開き「役割の追加」を実行すると、役割の追加ウィザードが立ち上がる。
OS が Windows Web Server 2008 であるため、このウィザードには「Web サーバー (IIS)」だけしか表示されない。

Server Manager Add Role

素直に「Web サーバー (IIS)」にチェックを入れると、なにやら確認ダイアログが表示される。
どうせこれらの機能を追加しなければ、IIS を入れることはできないだろうから、ここは素直に「必要な機能を追加」をクリックする。

Add Necessary Function

すると、IIS の機能の詳細が表示されるので、この中から必要な機能を選択することになる。
最低限必要な機能については、最初からチェックが付いているので、これらのチェックを外さないようにして、追加で必要とする機能をチェックすればよい。
今回は、PHP が動けばいいという程度しか考えていないので「CGI」にチェックを入れる。

Check CGI Function

ただし、これだけだと IIS の管理をしたいときに、この PC の前に必ず座らなくてはならなくなってしまうため、「管理サービス」にもチェックを入れて、別の PC からリモートで IIS の管理ができるようにする。
「管理サービス」にもチェックを入れると、役割の追加ウィザードを立ち上げて「Web サーバー (IIS)」にチェックを入れたときと同様に、必要な機能を追加するとのダイアログが表示されるので、ここでも先ほどと同様に「必要な機能を追加」をクリックして機能を追加しておく。

Check Web Management Service Add Necessary Function

後は、順次「次へ」(または「インストール」) をクリックすれば、IIS がインストールされる。

これで IIS がインストールされたので、確認のため Web ブラウザで http://localhost/ にアクセスしてみる。

IIS Home Page

ところで、IIS をインストールしたときに、リモートから IIS を管理できるようにするために「管理サービス」の機能を追加しているが、実はこの機能をインストールしただけでは若干の不具合が残る。
この機能の実体は「Web Management Service」というサービスであるが、このサービスのスタートアップの種類が、残念なことに「手動」になってしまっており、例えば、サーバーを再起動したときなど、その度にサーバー上でこれを開始してやらないと、リモートから IIS を管理できないという状態になってしまうのである。

Web Management Service of Services

これを解消するには、サーバーマネージャのサービスから「Web Management Service」のプロパティを開き、スタートアップの種類を「自動」にしておけばよい。

Content Menu of Web Management Service Property Sheet of Web Management Service

実は、IIS の「管理サービス」は「Web Management Service」を開始するだけでは有効にはならない。
実際に IIS の「管理サービス」を有効にするには、IIS マネージャ (インターネット インフォメーション マネージャ) を実行し、その中にある「管理サービス」で「リモート接続を有効にする」にチェックを入れておく必要がある。

Management Servce of IIS Manager
Management of IIS Manager Management of IIS Manager

なお、「管理サービス」の設定を操作するためには、IIS マネージャで「管理サービス」を開いたときに、右側の操作ペインで「管理サービス (WMSVC)」を停止しておく必要がある。
また、「管理サービス」の設定を操作した後は、「管理サービス (WMSVC)」を開始しておかないといけないので注意が必要。

さて「管理サービス」を有効にしても、これに接続する PC の方を設定しなくては、何の意味も為さないということで、今度はクライアントになる PC の方の作業を行う。
日常的に使っている PC には Windows Vista が入っているので、まずはコントロールパネルの「プログラムと機能」から「Windows の機能の有効化または無効化」を実行する。
そこで、「IIS管理コンソール」にチェックを入れ、「OK」をクリックして、PC にIIS マネージャ (インターネット インフォメーション マネージャ) をインストールする。

Function

これで PC から、サーバーにリモート接続して IIS の管理ができそうな感じでだが、実はこれだけではうまくいかない。 
Vista で、別の PC やサーバーにリモート接続して IIS の管理をするためには、「IIS 7.0 Manager for Remote Administration」というモジュールを入手してインストールしなければならない。
この「Administration Pack for IIS 7.0」もやはり IIS.net から入手できる。
具体的には「IIS 7.0 Manager for Remote Administration (x86)」または「IIS 7.0 Manager for Remote Administration (x64)」の何れかになる。
日常的に使っている PC は 32bit版 (x86) の Vista なので、ここでは「IIS 7.0 Manager for Remote Administration (x86)」をダウンロードしてインストールする。

IIS 7.0 Manager for Remote Administrator

これで、Vista の IIS マネージャから、サーバーで動いている IIS にリモート接続して管理できるようになる。
実際に Vista の IIS マネージャを使ってサーバーに接続してみよう。
まずは、日常的に使っている PC で IIS マネージャを起動する。
IIS マネージャは、「管理ツール」の中に「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」という名前で登録されている。

IIS Manager on Vista

IIS マネージャを起動したら、中程の「接続タスク」に「サーバーに接続…」というコマンドがあるので、これをクリックする。
接続先のサーバーの入力の後に、接続するユーザー名とパスワードを入力すると、サーバーの IIS の管理ができるようになっていることが分かる。

Select Server on Connect Dialog User Account on Connect Dialog
Connected Remote Server on IIS Manager

次はいよいよ PHP のインストールだ。

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