[SSH での接続と不要パッケージの削除]
ここまで 3 回に渡り Hyper-V の仮想マシンを作成して、そこに ubuntu 10.04 LTS Server Edition 64bit 版をインストールするまでを書いた。
しかしこれだけでは単に ubuntu をインストールしただけ、経験値が増えこそすれど、それ以外には何の役にも立たない。
ということで、インストールした ubuntu の細かな調整と必要なパッケージのインストール、設定を行っていく。
まずはインストールした ubuntu に SSH で接続する (SSH クライアントには Tera Term を使う。)
TeraTerm を立ち上げたら、ubuntu をインストールしたときに入力したホスト名に DHCP サーバーで配布しているドメイン名を追加して SSH で接続する。
今回インストールした ubuntu には初めて接続するので、Tera Trem が ubuntu から送られてきたホスト鍵のフィンガープリント (指紋) の登録を促すダイアログが表示される。
通常、このダイアログに関しては [続行] をクリックしておけばいいだろう。
すると続いて、SSH 認証のダイアログが表示される。
このダイアログでは、ubuntu のインストールのときに登録したアカウントのユーザー名とパスワードを入力する。
認証の種類は [プレインテキストを使う] だ。
これ以外の認証種類 (RSA/DSA 鍵、チャレンジレスポンス認証など) は、ubuntu 側の設定をしていないので使えない (必要であれば後ほど設定する)。
認証ダイアログでユーザー名とパスワードを入れて [OK] を押すと ubuntu へのログインが行われ、プロンプトが表示される。
もし、ubuntu をインストールしたときに入力したホスト名に DHCP サーバーで配布しているドメイン名を追加した名前で接続できないときは、インストールした仮想マシンの IP アドレスを調べて、その IP アドレスで接続することになる。
IP アドレスが分からないときにそれを調べるために SSH などのリモート接続を使うことはできないが、そこは Hyper-V の仮想マシン、Hyper-V マネージャーの仮想マシン コンソール ウィンドウを使って ubuntu をインストールした仮想マシンに接続すれば、何の問題もない。
Hyper-V マネージャーの仮想マシン コンソール ウィンドウを使って ubuntu をインストールした仮想マシンに接続すると、ubuntu のコンソールが表示される。
もし真っ黒な画面だったとしても驚いてはいけない。
単に画面表示をオフにするスクリーンセーバーが働いているだけなので、仮想マシン コンソール ウィンドウの中でマウスをクリックして、マウスを動かすか、何かキーを押せば画面が表示されるだろう。
仮想マシン コンソール ウィンドウで ubuntu をインストールした仮想マシンに接続すると、ログインプロンプトが表示されているはずだ (そうでないなら、その画面は、前に誰かが仮想マシン コンソール ウィンドウで操作した最後の画面だろう。)
まずはログインプロンプトに、ubuntu のインストールのときに登録したアカウントのユーザー名とパスワードを入力してログインする。
ログインしたら以下のコマンドを実行して、inet addr: の箇所を見れば ubuntu をインストールした仮想マシンの IP アドレスが分かる。
~$ LANG=C ifconfig eth0eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:15:5d:00:88:05
inet addr:172.26.128.10 Bcast:172.26.128.255  Mask:255.255.255.0
inet6 addr: fe80::215:5dff:fe00:8805/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:134754 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:119844 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:26181789 (26.1 MB) TX bytes:22920664 (22.9 MB)
Interrupt:9 Base address:0xec00
上の例では、inet addr の後の 172.26.128.10 が ubuntu をインストールした仮想マシンの IP アドレスになる (IPv6 アドレスを使うなら inet6 addr の後の fe80::215:5dff:fe00:8805 だ。)
この IP アドレス使って SSH クライアントで接続すれば、ubuntu に SSH で接続できるだろう。
IP アドレスを調べ終わったら、仮想マシン コンソール ウィンドウで以下のコマンドを実行してログアウトしてから、仮想マシン コンソール ウィンドウを閉じておく。
さて SSH で ubuntu に接続しログインしたら、まずは不要なパッケージを削除しておこう。
ubuntu では色々な環境の多くの人が手早く簡単に使い始められるように考えられている。
このために、人によっては不要と感じるパッケージがインストールされてしまっていることもある。
そこで、Hyper-V の仮想マシンで ubuntu 10.04 LTS Server Edition 64bit 版を動かす時に、明らかに不要だと思われるパッケージを削除するために、以下のコマンドを実行する。
ubuntu (debian 系 linux ディストリビューション) ではパッケージのインストール、アンインストールを行うコマンドが複数あるが、インストールされたパッケージが明示的に指定されたのか、依存関係によって非明示的にインストールされたのかを管理する方法が別であるため、これらを混在させて使用しない方が望ましい。
~$ sudo aptitude purge ubuntu-minimal ubuntu-standard
~$ sudo aptitude purge update-manager-core update-notifier-common
~$ sudo aptitude purge ppp pppconfig pppoeconf wireless-tools wpasupplicant
途中何行か、「dpkg: 警告: while removing ********, directory '********' not empty so not removed.」のような警告メッセージが表示されるが、特に気にすることは無い。
最初のコマンドで削除するパッケージ (ubuntu-minimal、ubuntu-standard) は ubuntu を使う際に必要な最低限、もしくは標準的なコマンドパッケージをインストールするためのメタパッケージ (複数のパッケージを纏めてインストールする目的のために用意されたための実体の無いパッケージ) だ。
二つ目のコマンドで削除するパッケージ (update-manager-core、update-notifire-common) は、ubuntu をインストールするときのシステムをアップグレードの方法で「セキュリティアップデートを自動的にインストールする」を選択したときに使われるものだと思われる。
三つ目のコマンドで削除するパッケージ (ppp、pppcomfig、pppoeconfig、wireless-toosl、wpasupplicant) は、ppp や pppoe でインターネットに接続したり、無線 LAN で使うものだ。
いずれも Hyper-V の仮想マシンにインストールした ubuntu では不要なものだ (二つ目の update-manager-core、update-notifire-common は一概に不要とはいいきれないが…。)
不要なパッケージを削除したら、以下のコマンドを使ってパッケージリポジトリのキャッシュを更新してから、インストールされているパッケージのアップグレードを行う。
~$ sudo aptitude update
~$ sudo aptitude safe-upgrade
パッケージをアップグレードしたら、man コマンドの出力に日本語ページを追加する manpage-ja や、多言語対応ページャの lv、 さらに時刻同期のための ntp を追加するために以下のコマンドを実行しておく。
次はプロンプトでの操作を少しだけ使いやすくする設定を行う。
関連する記事 (Related posts):



[...] ubuntu のインストール直後の調整 (その 1) [...]