2ヶ月ほど前に引き続き、つい最近もメールが正しいメールサーバーから送られてきたことを保証する仕組みである SPF が正しく設定されていないという記事を書いたばかりだが、さらに別のメールマガジンでも問題を見つけてしまった。
今回は先の 2 件と若干異なり、SPF レコード自体の書式が間違っているようだ。
例によって、問題のメールから、SPF に関するヘッダーを抜粋する。
Received SPF: Permerror (SPF Permanent Error: Invalid domain found (use FQDN): ns1.e") identity=mailfrom; client-ip=NNN.NNN.NNN.NNN; helo=sub.example.co.jp; envelope-from=*****@example.co.jp; receiver=*****@compnet.jp
過去の 2 件では「Fail」となっていたのに対して、今回は「Permerror」となっている。
さらに詳しく見ると無効なドメインとして「ns.3"」が挙がっている。
確かに「ns.3”」というドメインは、ドメイン名としておかしい。
identity=mailfrom とあるので、Envelope-From のドメイン部である example.co.jp に対する SPF レコードを書き間違えてしまったのだろう。
実際に Envelope-From のドメイン部である example.co.jp に対する SPF レコードを調べてみた。
~$ dig example.co.jp txt
; <<>> DiG 9.5.0-P2.1 <<>> example.co.jp txt
;; global options: printcmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 63274
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 2, ADDITIONAL: 3
;; QUESTION SECTION:
;example.co.jp. IN TXT
;; ANSWER SECTION:
example.co.jp. 31751 IN TXT "v=spf1 a mx ptr mx:mx.example1.jp ip4:202.221.210.0/24 a:example.jp\013\010a:example2.jp include:example2.jp mx:mail.example.co.jp\013\010mx:ns1.e\" \"xample.co.jp mx:snwscan.example.co.jp\013\010mx:spl.example.co.jp include:mdshrimp.example1.jp -all"
;; AUTHORITY SECTION:
:
:
この結果からは、「\013\010 (CR+LF)」や「\" \"」といった、おかしな文字の混入がわかる。
さっそくその旨を、件のメールマガジンに記載されている問い合わせ先に報告した。
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[...] SPF を使うなら part3 [...]
先日、コメント欄において件のメールマガジンが SPF 認証の不具合に対して Envelope-From を変更することで対処したらしいと書いた。
しかしながら、その翌日にはまた元通りのアドレスに戻ってしまっている。
先日の一日だけが何らかの手違い (または月一回程度の定期的なもの) で Envelope-From が出店先のショッピングモールのものになったのだと推測する。
もしかするとクレーム受付担当者が、SPF を理解できないためそのままメッセージを破棄 (ないしは後回しに) したのかもしれない。
クレーム文中に「メールサーバーもしくは DNS サーバーの担当者に伝えるよう」明記したのに。
件のメールマガジンに SPF レコードの異常について報告してからほぼ二週間を経た今日になって、ようやく送られてくるメールマガジンが SPF の認証に通るようになった。
しかしよくみると、メールマガジンの Envelope-From が変更になっており、メッセージボディの From ヘッダと別のドメインが使われている。
新たに Envelope-From に設定されたドメインは、このメールマガジンの発行元が出店しているショッピングモールのものであるので、格段問題視するほどでもないだろう。
しかし、これまでの設定されていた Envelope-From のメールドメイン、これはメッセージボディの From ヘッダ中のドメインと同じだが、これに対する SPF レコードは未だに修正された気配すらない。
なお、このドメインは PC 関連のハードウェア関連商品を販売している名の通った会社のものだ。
まぁ、自分にとってはメールマガジンさえまともに届けば十分なので、これで良しとしておこう。