疾うの以前に予選終了を迎え、決勝大会も終えてしまったインストールマニアックス 3 ではあるが、このためのサーバーとそれ以前のインストールマニアックス 2009 で建てたサーバーの 2 台を動かし続けることもないということで、前にインストールしたアプリケーションを少しずつこちらに移していくことにする。
「インストールマニアックスに関するQ&A その3」には、ドキュメントが参照できるようになっていれば以前のサーバーは撤去しても構わない旨が書かれている。
ドキュメントは全て、インストールマニアックス用のサーバーとは別のサイトで公開しているので、何もせずに撤去しても問題はないのだが、それぞれのアプリケーションのバージョンも上がっているだろうし、もう一度インストールすることで新しい気づきがあるかもしれない。
…とか偉そうに書いてはみたが、そのうちに面倒臭くなって途中で投げ出すかもしれない。
ということで Drupal をインストールする。
先回インストールしたときの内容は、2009 年 5 月 8 日付けの「Drupal [Install Maniax 2009]」と 2009 年 10 月 6 日付けの「Drupal を弄ってみた [準備編]」にある。
後者については、このサイトのリプレースを前提とした評価をしたいと言いながら、ずっと放ったらかしのままだ。
また、Drupal のクリーン URL を使うための設定は、2009 年 10 月 9 日付けの「IIS 7.0 URL リライトモジュール (Rewrite Module)」にある。
Drupal の入手と解凍
Drupal のソースコードは Drupal の日本語サイトの中のダウンロードページから入手する。
今日時点での最新版は 6.15 (drupal-6.15-japanese_015.gz) になる。
以前の記事にも書いたように GZIP 形式で圧縮されているので、これに対応した解凍ソフトも必要だ。
Drupal の日本語サイトの 2010 年 2 月 6 日付けの記事によると、このサイトの運営の今後の成り行きが気にならないでもない。
圧縮されたソースファイルをダウンロードしたら、それを解凍、展開しておく。
展開先は Web で公開するフォルダーではない方が良いだろう。
展開したフォルダー名にはバージョン番号 (この場合は 6.15) がついているので、これを削除して drupal というフォルダー名にしておく。
MySQL のデータベースとユーザーの作成
続いて、MySQL に Drupal が使うデータベースを作成し、Drupal から接続するためのユーザーアカウント、パスワードを登録する。
Drupal が使うデータベースの名前や、接続するためのユーザーアカウント、パスワードは以下のものにする。
| データベース名 | maniax_drupal | |
|---|---|---|
| 接続アカウント | account | (セキュリティのため実際と異なる) |
| 接続パスワード | passwd | |
MySQL のコマンドでこれらを登録するためのコマンドは以下の通りだ。
CREATE DATABASE maniax_drupal;
GRANT ALL PRIVILEGES ON maniax_drupal.* TO 'account'@'localhost' IDENTIFIED BY 'passwd';
FLUAH PRIVILEGES;
MySQL のコマンドで登録する場合は、MySQL が動いているサーバー、つまり Drupal をインストールする Web サーバー上で、これを実行しなくてはならない。
今回の使っている Web サーバーは IIS 7.5 で Windows Web Server 2008 R2 を Sever Core でインストールしているために、MySQL のコマンドラインインターフェスはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することになる。
"c:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.1\bin\mysql.exe" -u root -p
パスワードは、MySQL をインストールしたときに指定した root のパスワードだ。
phpMyAdmin がインストールされていて、これを使ってデータベースやユーザーを登録する場合は、WordPress をインストールしたときの手順を参考にして欲しい。
Drupal のフォルダーを Web で公開する
WordPress をインストールしたときは、設定ファイル (config.php) を編集してから IIS で公開しているフォルダーにコピーした。
しかし Drupal は Web インストーラーでの手順中に、Drupal 自身によって設定ファイル (settings.php) が作成されるため、これを予め作成しておく必要はない。
そうはいっても、settings.php ファイル自体は、空のファイルで Drupal に最初から含まれている。
そこで先ほど解凍、展開した Drupal のソースコードのフォルダーを、そのまま IIS で公開しているフォルダー C:\inetpub\www\root にコピーする。
続いて、フォルダーとファイルのアクセス権の IUSR ユーザーへの割り当てを以下のようにする。
ここで割り当てるアクセス権は、先回および先々回に Drupal をインストールしたときともまた異なる。
| drupal\default\settings.php | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| drupal\sites\default\files\ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回使っているの Web サーバーは Server Core であるため、コマンドラインで以下のコマンドを実行してアクセス権を割り当てる。
icacls drupal\sites\default\settings.php /grant "NT Authority\IUSR":(M)
icacls drupal\sites\default\files /grant "NT AUTHORITY\IUSR":(RX,W) "NT AUTHORITY\IUSR":(OI)(CI)(IO)(M)
URL Rewrite の設定
次の手順は Web ブラウザで Drupal のインストールページにアクセスするといいたいところだが、その前に IIS の URL Rewrite の設定をしておく。
Drupal のクリーン URL の機能を使うためには URL Rewrite の設定が必須だ。
URL Rewrite モジュールは、先日の「IIS 7.5 でリバースプロキシを構成するための準備」で Application Request Routing モジュールをインストールしたときに一緒にインストールされているので、改めてここでインストールし直すようなことはしない。
IIS マネージャの左側のペインで Drupal をインストールしたフォルダを選択したら、真ん中のペインの URL Rewrite のアイコンをダブルクリックする。
URL Rewrite の画面が表示されたら、右側の操作ペインで「Add Rules…」リンクをクリックする。
「Add rule(s)」ダイアログが表示されるので、[Inbound rules] グループにある [Blank rule] を選択して [OK] ボタンをクリックする。
「Edit Inbound Rule」の画面では以下のように入力した後に、右側の操作ペインの [適用] をクリックしてルールを作成する。
なお「Conditions」ブロックは、表の右にある「Add…」ボタンをクリックして表示される「Add Conndition」ダイアログで、一行ずつ作成、登録する。
| Name | CleanURL on Drupal | 単なる見出しなので任意の文字列で可 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Match URL | ||||||||||||||
| Request URL | Matches the Pattern | |||||||||||||
| Using | Reqular Expressions | |||||||||||||
| Pattern | ^(.*)$ | |||||||||||||
| Igonre case | CHECKED | |||||||||||||
| Conditions | ||||||||||||||
| Logical grouping | Match All | |||||||||||||
|
右側にある「Add…」ボタンをクリックして登録 | |||||||||||||
| Track capture groups across conditions | UNCHECKED | |||||||||||||
| Server Valiables | ||||||||||||||
|
何も登録しない | |||||||||||||
| Action | ||||||||||||||
| Action Type | Rewrite | |||||||||||||
| Action Propertyes | ||||||||||||||
| Rewrite URL | index.php?p={R:1} | |||||||||||||
| Append query string | CHECKED | |||||||||||||
| Log rewriten URL | UNCHECKED | |||||||||||||
| Stop Processing of subsequent rules | CHECKED | |||||||||||||
ここに文を書く
ここに文を書く
|
|
||||||||||||||||
「Edit Inbound Rule」の画面の項目をすべて入力し終え、右側の操作ペインの [適用] をクリックした後 に、再度 URL Rewrite の画面をみると、作成したばかりのルールが表示されるのが確認できる。
Drupal の Web インストール
URL Rewrite の設定を終えたら、次に Web ブラウザを使って Drupal のインストールページにアクセスする。
アクセスする URL は http://maniax3.compnet.jp/drupal/ になる。
最初のインストール時の「プロフィール選択」ページで「日本語プロフィール」を選び、続く「データベースの設定」ページで先に作成しておいたデータベースの「データベース名」、「接続アカウント」、「接続パスワード」をそれぞれ「データベース名」欄、「データベースのユーザー名」欄、「データベースのパスワード」欄に入力する。
また、「テータベースの設定」ページでは下の方にある「高度なオプション」の中にある「データベースサーバーのホスト名」欄を「localhost」から「127.0.0.1」に変更してから「保存して次へ」ボタンをクリックする。
これは「localhost」のままだと名前解決で IPv6 のアドレス (::1) に変換されてしまい、IPv6 をサポートしていない MySQL に繋がらなくなってしまうのを避けるためだ。
データベースに必要なデータが登録されている様子が表示された後に、サイトの環境設定のページが表示される。
サイト環境設定のページの上部には、先回および先々回に Drupal をインストールしたときとは別のメッセージが表示されているのがわかる。
このページで「サイト名」や「メールアドレス」などを適切に入力する。
予め URL Rewrite の設定を済ませてあるので「クリーン URL」を有効にすることもできる。
全ての項目を適切に入力したら、「保存して次へ」ボタンをクリックすると、インターフェイス翻訳文字列のインポートの後に「日本語プロフィールのインストールが完了されました」のメッセージが表示される。
以上で Drupal がインストールできたので、インストールしたばかりの Drupal の管理セクションで必要に応じた設定をすればいい。
Web イントールが終わったら、セキュリティを高めるために、以下のコマンドを使って、先に割り当てた settings.php へのアクセス権を削除しておこう。
icacls drupal\sites\default\settigns.php /remove "NT AUTHORITY\IUSR"
ここでインストールした Drupal には http://maniax3.compnet.jp/drupal/ でアクセスできる。
最後に INSTALL.TXT の和訳を掲載
実は Drupal のインストールの際によく分からない不具合が発生していた。
インストールマニアックス 3 で phpMyAdmin をインストールしたときにも、全く同じ原因で引っかかっていたのにまったく学習していなかったらしい。
それは、MySQL が IPv6 に対応していない (または自分の設定が悪い) 所為で、localhost の指定で IPv6 のアドレス (::1) に名前解決されると MySQL に繋がらないというものだ。
Drupal ではインストーラー (install.php) の中に localhost で指定している部分があり、その所為で
// $Id: INSTALL.txt,v 1.61.2.4 2008/07/09 19:15:59 goba Exp $
このファイルの目次 (CONTENTS OF THIS FILE )
———————
- 必要なもの
- 随時必要なもの
- インストール
- Drupal の管理
- テーマのカスタマイズ
- マルチサイトの構成
- 追加情報
必要なもの (REQUIREMENTS)
Drupal は web サーバー、PHP 4 (4.3.5 以上) か PHP 5 (http://www.php.net/) それと MySQL (http://www.mysql.com/) か PostgreSQL (http://www.postgresql.org/) のどちらかが必要です。 Apache web サーバーと MySQL データベースの組み合わせを推奨します。 その他の web サーバーとデータベースの組み合わせ、たとえば IIS と PostgreSQL でも、ある程度のテストがされています。 MySQL を使うときは、version 4.1.1 以上であることが、データベースを安全に移すために保証、推奨されます。
Drupal の必要なものについて、より詳細な情報を知りたいときは、Drupal ハンドブックの "Requirements" (http://drupal.org/requirements [英文]) を参照してください。
様々なオペレーティングシステムや web サーバーを使ったテストサーバーの環境の構成方法の詳細な情報は、Drupal ハンドブックの "Local server setup" (http://drupal.org/node/157602 [英文]) を参照してください。
任意の作業 (OPTIONAL TASKS)
- ブロガー API や RSS のような XML ベースのサービスを扱うためには、PHP の XML エクステンションが必要です。このエクステンションは初期設定では有効になっています。
- Apache web サーバーで Drupal の「Clean URL」機能を使うためには、mod_rewrite モジュールと .htaccess ファイルをローカルで操作できる権限が必要です。 IIS で Clean URL を使いたいときは、Drupal ハンドブックの "Using Clean URLs with IIS" (http://drupal.org/node/3854 [英文])を参照してください。
- さまざまな Drupal の特徴は web サーバー プロセス (例: httpd) が、外部への接続の開始を必要とします。これは通常有効ですが、いくつかのホスティング プロバイダーやサーバーの構成によっては、接続が禁止されることがあります。この機能に依存する特徴は、統合された「アップデート ステータス」モジュール (それは Drupal コアや、インストールされた寄贈モジュールやテーマなどの有効なアップデートに関する情報をダウンロードします)、OpenID 経由ログの機能、アグレゲーター フィード、そしてそのほかのネットワークに依存するサービスなどの特徴が、この機能に依存します。
インストール (INSTALLATION)
-
Drupal のダウンロードと任意の翻訳 (OWNLOAD DRUPAL AND OPTIONALLY A TRANSLATION)
あなたは http://drupal.org/ [英文] から最新のDrupalリリースを得ることができます。ファイルは、.tar.gz 形式になっていて、ほとんどの圧縮ツールによって抽出できます。典型的な Unix のコマンドラインでは以下のようになります。
wget http://drupal.org/files/projects/drupal-x.x.tar.gztar -zxvf drupal-x.x.tar.gzこれによって、すべての Drupal のファイルとディレクトリが含まれる、新しい drupal-x.x/ というディレクトリが作成されます。このディレクトリの内容を、あなたのウェブサーバーのドキュメント ルートか公開用の HTML ディレクトリに移動します。
mv drupal-x.x/* drupal-x.x/.htaccess /var/www/htmlもし、デフォルトの英語インターフェースを別の言語に翻訳したいのならば、良いニュースがあります。あなたは Drupal を最初から別の言語でインストールして使うことができます。希望の言語でリリースされたパッケージがあるかどうかを http://drupal.org/project/translations [英文] で確認して、このDrupalバージョン用のパッケージをダウンロードしてください。そして、Drupal を展開したのと同じディレクトリに、展開して入れてください。
-
設定ファイルの作成と書き込み権限の割り当て (CREATE THE CONFIGURATION FILE AND GRANT WRITE PERMISSIONS)
Drupal は最初、defaults.settings.php ファイルが sites/default ディレクトリにあります。インストーラーはこのファイルをひな形に、インストール手順の中であなたに与えられた詳細を使って設定ファイルを作ります。アップグレードするときの問題を避けるために、Drupal は実際に使用できる設定ファイルをパッケージしていません。あなたは settings.php という名前のファイルを作成しなくてはなりません。defalt.setting.php ファイルをコピーすることで、そうすることができるでしょう (もしくは同じディレクトリにこの名前の空のファイルを作成します)。例えば以下のように default.settings.php を (インストール ディレクトリから) コピーして作成します。
cp sites/default/default.settings.php sites/default/settings.php次に、web サーバーに sites/default/setting ファイルの書き込み権限を、以下のコマンドで (インストールディレクトリから) 与えます。
chmod o+w sites/default/settings.phpファイルやディレクトリが自動的に作成されるように、web サーバーに sites/default ディレクトリの書き込み権限を、以下のコマンドで (インストールディレクトリから) 与えます。
chmod o+w sites/default -
Drupal データベースの作成 (CREATE THE DRUPAL DATABASE)
インストールのために、Drupal がデータベースにアクセスする必要があります。データベースのユーザー (アカウント) は Drupal を動かす際に十分な権限が必要です。権限についての追加情報とコマンドラインでのデータベースの操作方法は、INSTALL.mysql.txt ファイル (for MySQL) か INSTALL.pgsql.txt ファイル (for PostgreSQL) ファイルに書かれています。
PHPMyAdmin や web ベースのコントロールパネルを使ってデータベースを作成するときは、それらのドキュメントを参考にするか、あなたが使っているホスティングサービス業者に訊いてください。
作成するデータベースのユーザー名やパスワード、それからデータベース名、ホスト名をメモしてください。インストールスクリプトで、これらの項目を入力することになります。
-
インストールスクリプトの実行 (RUN THE INSTALL SCRIPT)
インストールスクリプトを実行するために、ブラウザを使ってあなたの web サイトのベース URL にアクセスしてください (例 http://www.example.com)。
データベースのセットアップやテーブルの作成、最初のユーザーアカウントの追加、そして基本的な web サイトの設定が、いくつかの画面で案内します。
インストールスクリプトは、site/default/files ディレクトリ (Drupal のインストール後にファイルディレクトリの位置を変えるても構いません) にファイル保存ディレクトリを作成しようとします。場合によっては、手作業でディレクトリを作成してアクセス権を変更する必要があるかもしれません。ファイルディレクトリを作成して web サーバーに書き込み権限を与えるには、以下のコマンドを (インストールディレクトリから) 使います。
mkdir sites/default/fileschmod o+w sites/default/filesインストールスクリプトは、設定情報を保存した後に settings.php ファイルと sites/default ディレクトリを書き込み禁止にしようとします。しかしながら、(インストールディレクトリから) コマンドを使って手作業でそれらを書き込み禁止にしなくてはならないかもしれません。
chmod a-w sites/default/settings.phpchmod a-w sites/defaultファイルを変更するなら、変更した後でもう一度それを保護 (書き込み禁止に) してください。そのファイルから書き込み権限を外さずにおくと、それはセキュリティリスクになります。settings.php ファイルは sites/default/settings.php が初期値での位置ですが、マルチサイト セットアップで使う時は、以下で説明するように別の配置にもできます。
-
Drupal を構成する (CONFIGURE DRUPAL)
インストールスクリプトが成功したら、"Welcome" ページが表示され、管理者としてログインできます。"Welcome" ページに示された初期構成手順を続けてください。
初期設定の Drupal のテーマが適切に表示されず、「ページが見つかりません(Page Not Found)」というエラーになるのであれば、settings.php ファイルのなかにある $base_url 変数が、設定されていないかもしれないので、これを手動で構成してみてください。FastCGI で動作するサーバーで、$base_url 変数がコメントアウトのまま残されるという不具合が知られています (http://bugs.php.net/bug.php?id=19656 [英文] を参照)。
-
ファイルシステム記憶域の設定とファイル アクセス権の再評価 (REVIEW FILE SYSTEM STORAGE SETTINGS AND FILE PERMISSIONS)
手順 4 で作成されたファイルディレクトリは、全てのアップロード ファイルが保存される、Drupal によって作成されたいくつかの一時ファイルと同様の、規定のファイルパスです。インストールの後で、アップロード ファイルを保存するファイルパスを別の場所に変更してもかまいません。
パスの変更は必須ではありませんが、もし以下のようなことがあるなら、それを変更しても良いでしょう。
- ひとつのコードで複数の Drupal サイトを動かすとき。 (それぞれのインストールでアップロードが重複しないように、別のディレクトリにファイルパスを変更してください)。または、
- 負荷分散装置やリバースプロキシの後ろで web サーバー フロントエンドを動かすとき (共有ファイル リポジトリが指し示すそれぞれのサーバーで、ファイルパスを変更してください)。
ファイルパスは以下の様に変更します。
- ファイルパスの新しい場所が確実に存在するように、必要に応じて作成します。 たとえば、uploads という名前のディレクトリ作成するには、以下のコマンドをシェルやシステムプロンプトから (インストールディレクトリの中で) 実行します。
mkdir uploads - ファイルパスの新しい場所に web サーバー プロセスが確実に書き込めるようにします。uploads ディレクトリに書き込み権限を割り当てるには、以下のコマンドをシェルやシステムプロンプトから (インストールディレクトリの中で) 実行する必要があります。
chmod o+w uploads - Drupla でナビゲーション (Navigation) メニューを選択してファイルパスにアクセスします。
- アドミニストレーター (Administer) > サイト構成 (Site configuration) > ファイルシステム (File system)
ファイルパス (File System Path) プロンプトに新しい場所 (例 uploads) を入力します。
ファイルがアップロードされた後にファイルパスを変更すると、予期しない不具合が既存のサイトで発生するもしれません。既存のサイトでファイルパスを変更するときは、全てのファイルを元の場所からから新しい場所に移動するのを忘れないでください。
管理者の中には、実行中の Drupal の正確なバージョンを知ることを困難にするために、ドキュメント ファイル、特に CHANGELOG.txt を読み込み禁止にすることを提案しています。もし、この任意のセキュリティ対策を実装したいのなら、以下のコマンドをシェルやシステムプロンプトから (インストールディレクトリの中で) 実行します。
chmod a-r CHANGELOG.txtこの例は CHANGELOG.txt に影響するだけだということに注意してください。全てのドキュメント ファイルを外部に晒さないために、例示の CHANGELOG.txt を Drupal のドキュメント ファイルのそれぞれに置き換えて、このコマンドをインストールディレクトリの中で繰り返してください。
ファイル アクセス権についての詳しい情報は、オンラインハンドブックの "Modifying Linux, Unix, and Mac file permissions" (http://drupal.org/node/202483 [英文]) や "Modifying Windows file permissions" (http://drupal.org/node/202491 [英文]) を参照してください。
-
cron の保守タスク (CRON MAINTENANCE TASKS)
多くの Drupal モジュールは、cron で起動しなくてはならない、検索モジュール (キーワード検索で使われるインデクスを構築、更新する)、アグリゲーターモジュール (他のサイトからのフィードを獲得する)、ping モジュール (他のサイトの新しいコンテンツや更新を通知する)、システムモジュール (定型メンテナンスとデータベースの刈り込みを行う) に含まれる周期的なタスクがあります。 インストールされたモジュールに代わって、これらのタスクを作動させるために http://www.example.com/cron.php にアクセスして cron ページを呼び出してください。
多くのシステムでは、このようなスケジュールされたタスクのための crontab ユーティリティをサポートしています。以下に例示する crontab の行は自動的に 1 時間ごとに cron タスクを作動させます。
0 * * * * wget -O - -q -t 1 http://www.example.com/cron.phpcron の保守タスクについての詳しい情報はヘルプページや http://drupal.org/cron [英文] の Drupal オンラインハンドブックで得られます。サンプルスクリプトは scripts/ ディレクトリで見つけられます。
Drupal の管理 (DRUPAL ADMINISTRATION)
新たにインストールしたばかりの Drupal は、ほんのいくつかの有効になったモジュールと最小限のアクセス権限だけの、ごく基本的な初期構成です。
サービスを有効にして、構成するときは、管理パネルを使います。例を示します。
| 全体的な設定 | Administer > Site configuration > Site information |
|---|---|
| モジュールの有効化 | Administer > Site building > Modules |
| テーマの構成 | Administer > Site building > Themes |
| ユーザー権限の設定 | Administer > User management > Permissions |
構成オプションの詳細情報は、異なる構成を設定する際の手順を読んだり、管理パネルで利用可能な様々なヘルプページを調べたりしてください。
コミュニティが提供するモジュールやテーマは http://drupal.org/ [英文] で入手できます。
テーマのカスタマイズ (CUSTOMIZING YOUR THEME(S))
インストールしたものが動き出すと、あなたはサイトの外観をカスタマイズしたくなるでしょう。 いくつかのサンプル テーマが含まれており、それ以外にも drupal.org [英文] からダウンロードすることができます。
テーマの簡単なカスタマイズは、CSS を使うだけでできます。それ以上の変更には、Drupal で使われている PHP のテンプレート エンジンを理解する必要があります。詳細はhttp://drupal.org/handbook/customization [英文] で見つかります。
マルチサイトの構成 (MULTISITE CONFIGURATION)
ただひとつの Drupal のインストールで、それぞれ自身の構成による複数の Drupal サイトが主催できます。
追加のサイトの構成は、’site’ ディレクトリの中のサブディレクトリで作成されます。それぞれのサブディレクトリは、構成情報を持った ‘settings.php’ ファイルを持ちます。追加のサイトを作る最も簡単な方法は ‘default’ ディレクトリをコピーして、’settings.php’ ファイルを適切に変更することです。ディレクトリ名は、新しいサイトの URL で作成します。www.example.com を構成するときは ‘sites/examle.com/setting.php’ とします (そのサイトに http://example.com/ でアクセスするなら、’www’ が省略されるべきだということに注意)。
サイトは異なるドメインでなくても構いません。Drupal のサイトとして、サブドメインやサブディレクトリを持つこともできます。たとえば、example や example.com、sub.example.com、sub.example.com/site3 の全てを、独立した Drupal のサイトとして定義できます。 以下のような構成で構築します。
sites/default/settings.php sites/example.com/settings.php sites/sub.example.com/settings.php sites/sub.example.com.site3/settings.php
Drupal は、サイト (たとえば www.sub.example.com/site3) の構成を以下の順で検索して、最初に見つかった構成を使います。
sites/www.sub.example.com.site3/settings.php sites/sub.example.com.site3/settings.php sites/example.com.site3/settings.php sites/www.sub.example.com/settings.php sites/sub.example.com/settings.php sites/example.com/settings.php sites/default/settings.php
標準ではないポートでインストールしたとき、ポート番号はもっとも深いドメインとして扱われます。たとえば http://www.example.com:8080/ では sites/8080.www.example.com/ が読み込まれます。ポート指定の構成が見つけられないとき、ポート番号はまさに本当のサブドメインのように適宜削除されます。
それぞれのサイトの構成は、標準の ‘modules’ や ‘themes’ ディレクトリにインストールされたものに加えて、それ自身のサイト特有のモジュールやテーマを持つことができます。サイト特有のモジュールやテーマを使うためには、サイト構成ディレクトリに ‘modules’ や ‘themes’ ディレクトリを、単純に作成するだけです。たとえば sub.example.com に、他のサイトがアクセスしない、カスタムテーマやカスタムモジュールがある場合は、以下の様にします。
sites/sub.example.com/: settings.php themes/custom_theme modules/custom_module
注: 複数の仮想ホストや構成設定についての詳細情報は、drupa.org [英文] の Drupal ハンドブックを見てください。
マルチサイト構成における Drupal のファイルパスの構成に関する詳しい情報は、上のステップ 6 を見てください。
その他の情報 (MORE INFORMATION)
- 追加のドキュメントは、http://drupal.org/handbook [英文] にある Drupal ハンドブックを参照してください。
- セキュリティ告知のリストは、http://drupal.org/security [英文] (RSS フィードが利用可能) の "Security announcements" ページにあります。 また、このページではこれらの告知を E-メールで受け取る方法についても説明しています。
- Drupal のセキュリティ手続きや、潜在的なセキュリティの問題を Drupal セキュリティチームに報告する方法については、http://drupal.org/security-team [英文] の "Security team" ページを参照してください。
- 広範に利用可能なサポートオプションについては、http://drupal.org/support [英文] の "Support" ページを参照してください。


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