インストールマニアックス 3 の予選も終わって 1 ヶ月が経とうとしているが、実質的にひとつもアプリケーションをインストールしていない状況というのは余りにも情けない。
格好をつけるだけの意味でも、もっとも手慣れている WordPress だけでもインストールしておくとする。
基本的には以前にインストールマニアックス 2009 でやったときと変わりはないが、実際には何カ所か嵌ってしまったということもあるので、きちんと書き綴っておく。
WordPress の入手と解凍
まずは、WordPress の日本語サイトから WordPress 日本語版のソースファイルをダウンロードしする。
ダウンロードできるファイルには、ZIP 形式で圧縮したファイルと TAR で纏めた後に GZ 形式で圧縮したファイルの 2 種類がある。
ダウンロードしたファイルを Windows 上で解凍するつもりなので、ここでは ZIP 形式で圧縮されている方をダウンロードする。
今現在の WordPress の最新バージョンは 2.9.1 なので、実際にダウンロードしたファイル名は wordpress-2.9.1-ja.zip になる。
圧縮されたソースファイルをダウンロードしたら、それを解凍、展開しておく。
展開先は、Web で公開するフォルダーではない方が良いだろう。
MySQL のデータベースとユーザーの作成
続いて、MySQL に WordPress が使うデータベースを作成し、WordPress から接続するためのユーザーアカウント、パスワードを登録しよう。
WordPress が使うデータベースの名前や、接続するためのユーザーアカウント、パスワードは以下のものを使うことにする。
| データベース名 | maniax_wordpress | |
|---|---|---|
| 接続アカウント | account | (セキュリティのため実際と異なる) |
| 接続パスワード | passwd | |
MySQL のコマンドでこれらを登録するためのコマンドは以下の通りだ。
CREATE DATABASE maniax_wordpress;
GRANT ALL PRIVILEGES ON maniax_wordpress.* TO 'account'@'localhost' IDENTIFIED BY 'passwd';
FLUAH PRIVILEGES;
MySQL のコマンドで登録する場合は、MySQL が動いているサーバー、つまり今回は WordPress をインストールする Web サーバー上で、これを実行しなくてはならない。
今回の使っている Web サーバーは IIS 7.5 で Windows Web Server 2008 R2 を Sever Core でインストールしたものになる。
このため
インストールマニアックス 2009 でやったときのように [スタートメニュー - すべてのプログラム – MySQL – MySQL Server 5.1 – MySQL Commaond Line Client] で MySQL のコマンドラインインターフェースを起動することはできない。
MySQL のコマンドラインインターフェスを起動するには、Server Core のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行する必要がある。
"c:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.1\bin\mysql.exe" -u root -p
パスワードは、MySQL をインストールしたときに指定した root のパスワードだ。
ところで、先の記事のように phpMyAdmin をインストールした。
せっかくなのでコマンドラインからではなく、phpMyAdmin を使って WordPress で使うデータベースやアカウントを登録してみることにしよう。
Web ブラウザをつかって phpMyAdmin にログインする。
このときのユーザー名とパスワードは、先の記事にも書いたが、MySQL をインストールしたときにインストーラーのウィザードで作った root というユーザーと、そのときに指定したパスワードを使う。
phpMyAdmin にログインしたら、「データベース」タブをクリックして「新規データベースを作成する」欄に「maniax_wordpress」と入力して、「作成」ボタンをクリックする。
これで WordPress で使うデータベースが作成、登録される。
続いて WordPress で使うユーザーを作成しよう。
まずは phpMyAdmin のページ左側のデータベース一覧から作成したばかりの「maniax_wordpress」をクリックして選択する。
続いて「特権」タブをクリックして「新しいユーザーを作成する」リンクをクリックする。
新しいユーザーを追加するための画面が表示されたら、「ログイン情報」ブロックの「ユーザー名」欄のドロップダウンボックスで「テキストフィールドの値を利用する」を選択して、「account (セキュリティのため実際とは異なります)」と入力しする。
「ホスト」欄のドロップダウンボックスは「ローカル」を選択する。
さらに「パスワード」欄のドロップダウンボックスで「テキストフィールドの値を利用する」を選択して、「passowrd (セキュリティのため実際とは異なります) 」と入力する。
その下の「ユーザー専用データベース」ブロックで「Grant all privileges on database “maniax_wordpress”」をチェックしたら、「実行する」をクリックするとユーザーが登録される。
このとき「グローバル特権ブロック」には何もチェックを入れる必要はない。
これで WordPress で使うユーザーも作成、登録できた。
WordPress の設定ファイルの編集
次に WordPress の設定ファイルを編集する。
先ほど WordPress を解凍、展開したフォルダーにある wp-config-sample.php というファイルを、wp-config.php という名前で同じフォルダーにコピーする。
そして、コピーした config.php ファイルの 24 行目、27 行目、30 行目付近にある以下の行を、さきほど MySQL に登録した、WordPress で使用するデータベースの名前や接続するためのユーザー、パスワードに変更する。
:
23: /** WordPress のデータベース名 */
24: define('DB_NAME', 'maniax_wordpress');
25:
26: /** MySQL のユーザー名 */
27: define('DB_USER', 'account');
28:
29: /** MySQL のパスワード */
30: define('DB_PASSWORD', 'passwd');
31: /** MySQL のホスト名 (ほとんどの場合変更する必要はありません。) */
32: define('DB_HOST', '127.0.0.1');
:
32行目付近の「define(‘DB_HOST’, ‘127.0.0.1′);」の「‘127.0.0.1′」が、元の「‘localhost’」のままだと MySQL に IPv6 で接続に行くようだ。
しかし (Windows 版の?) MySQL 5.1 は IPv6 をサポートしていない、もしくはサポートしていてるのだが IPv6 へのバインド方法が分からないために、ここが「‘localhost’」のままでは MySQL に接続できなくなる。
本記事の後半で行う http://maniax3.compnet.jp/wordpress/wp-admin/install.php へのアクセスの際にこの問題に突き当たってしまい、原因がここにあることに気づくまでにかなりの時間がかかってしまった。
「‘127.0.0.1′」に書き換える以外にも、C:\windows\system32\drivers\hostsファイルを書き換えて localhost からの名前解決が 172.0.0.1 だけになるようにする方法や、ネットワークの IPv6 を無効にする方法なども考えられるが、これらについては試していない。
さらに Web ブラウザを使って
https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/ にアクセスし、表示された 4 行の文字列をそのまま、config.php の 52 行目付近からの 4 行と置き換える。
:
52: define('AUTH_KEY', '********************************************************************');
53: define('SECURE_AUTH_KEY', '********************************************************************');
54: define('LOGGED_IN_KEY', '********************************************************************');
55: define('NONCE_KEY', '********************************************************************');
:
これらの 2 箇所を修正した config.php ファイルを保存したら、WordPress のインストールの下準備は完了だ。
後は、解凍、展開したフォルダー全体を、Web で公開するためのフォルダーに移動して、安全性を考えてのファイル、フォルダーへのアクセス権の割り当てを行ったら、WordPerss のインストールは完了する。
これらの作業手順については後半で書くことにする。


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