Optimus bright (docomo L-07C) でセル スタンバイ問題を解消

Optimus bright を使っていて、どうにもバッテリー消費が気になるので、思い切ってルートを奪取してその対策を採ることにした。

バッテリーが激しく減る原因は、データ通信専用 SIM (筆者の場合は日本通信の b-mobile Fair) を使うと、音声通信の電波を無意味に繰り返し探索することにあるらしい。(2012.8 月 8 日追記 本件については「てくろぐ » アンテナピクト問題・セルスタンバイ問題とは何か」に詳しい推測記事が掲載されたので、一読をお勧めする)
これを解消するにはファームウェアの修正が必要になるが、NTT ドコモも端末メーカーである LG 電子も対策したファームウェアを提供する気配すらない。
どうしてもとなれば、有志によって対策が施されたファームウェアを入手して、それを適用するしかないが、その場合は Optimus bright のルート奪取が必須となる。

だからといって対策しないままで Optimus bright を使い続けるのも、苦痛としか言いようがない。
やむを得ずと言うべきかわからないが、とにかく NTT ドコモの保証を受けられなくなるのを覚悟して、ルート奪取とファームウェア更新をしてセル スタンバイ問題を解消することにした。

とまあ、前回の記事と同一の書き出しだが、今回でようやくセル スタンバイ問題を解消する。
すでに前々回前回の記事で Optimus bright のルートは奪取してある。

ここで参考にしたのは Memoteki という Web サイトにある「framework.odexの置き換え(V10D)」のページだ。
もっとも参考にしたというより、ここで提供されているバッチ ファイルをそのまま実行するだけなのだが。

この Web ページでは Optimus right のファームウェアを更新に使うファイルが二種類提供されている。

Memoteki という Web サイトにある「framework.odexの置き換え(V10D)」のページには二つのファイルが提供されている

この Web ページの最初の方で提供されているのは拡張子が .kdz のファイルで、このファイルを使ってファームウェアを更新するには KDZ Updater というツールが必要だ。
KDZ Update は xda-deveropers という Android や Windows Mobale などスマート フォンの開発者のためのコミュニティ Web サイトが運営しているフォーラムで手に入る。
しかし、どうやっても上手くいかなかったので、もう片方のファイルを使ってファームウェアを更新することにした。

先の「framework.odexの置き換え(V10D)」のページから framework_odex-v2.zip ファイルをダウンロードし、適当なフォルダーに解凍展開しておく。
ダウンロードし解凍展開したファイルの他に、Android SDK も必要なので、こちらも用意しておく (Android SDK に含まれる adb.exe が動けばいい。)

準備ができたら、Optimus bright の USB デバッグをオンにして PC に USB で接続する。

設定で [アプリケーション] を選択 (タップ) する 設定の [アプリケーション] で[開発] を選択 (タップ) する 設定の [アプリケーション - 開発] で「USB デバック」にチェックを入れる

Optimus bright が PC に認識されたら、先ほど framework_odex-v2.zip 解凍展開したフォルダーの中の framework_odex-v2 フォルダー (odex.bat や framework-v10d.odex などがあるフォルダー) がカレント フォルダーになるようにコマンド プロンプトを開く。

さて、Optimus bright のルートを前々回の記事の手順だけを使って奪取しただけで、前回の記事の手順を実行していない場合 (起動と同時に常にルート ユーザーになる状態の場合) は、コマンド プロンプトで odex.bat を実行して表示されるメッセージに従って操作するだけだ。

前回の記事の手順を実行して、通常は一般ユーザーで動作し、必要に応じてルート ユーザーに切り替える状態になっている場合は、odex.bat ファイルと同じフォルダーにある framework_odex.sh ファイルを少し修正してから odex.bat を実行する。
framework_odex.sh ファイルの修正は、これをテキスト エディターで開きファイルの先頭に su の 2 文字だけの行を追加する。
間違えることはないと思うが、英小文字、半角の 's' と 'u' だ。
framework_odex.sh ファイルを修正したら、 odex.bat を実行して表示されるメッセージに従って操作する。

途中、Optimus bright のファームウェアのバージョンが訊かれる。
このときに間違った選択をすると、ほぼ間違いなく Optimus bright は文鎮と化すので十分に注意すべきだ。

文鎮化への不安要因を少しでも減らすには、framework-v10c.odex と framework-v10d.odex のどちらかのファイルを削除するか、ファイル名を変更 (リネーム) しておくといいだろう。
削除、リネームするのは Optimus bright のファームウェアの現在のバージョンとは異なるバージョンがファイル名に含まれている方だ。
Optimus bright のファームウェアのバージョンが V10d なら、framework-v10c.odex を削除またはファイル名を変更してから odex.bat を実行する。

odex.bat の最後で Optimus bright が再起動するようになっている。
問題がなければ Optimus bright は通常と同様に起動するだろう。
万一、起動時に最初に表示される LG ロゴのまま先に進まないようなら、どこかに手違いがあって文鎮化したと諦めてほしい。
幸いにして Optimsu bright は文鎮化からの復旧も比較的簡単なようだから、頑張って復旧してほしい。

Optimus bright 起動最初の LG ロゴ

最後に Optimus bright の USB デバッグをオフに戻しておく。

以上で、Optimus bright のセル スタンバイ問題は解消されたはずだ。
Optimus bright の設定から [アプリケーション - 電池使用量] と辿って使用量の割合をみると、セル スタンバイの割合が 100% から大幅に減っているのがわかる。
ただし、対策からしばらく (数十分) は 100% のままの可能性があるので、直後に見て何も変わっていないと早とちりしないように。

このセル スタンバイ問題の対策にはひとつだけ不具合がある。
それは SIM を挿さずに使用したときに発現し、com.android.phone が頻繁に強制終了するという現象だ。
全体的な動作に影響を及ぼしている様子はないが、強制終了を通知するポップアップが画面に頻発するため操作の妨げになる。

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